みなさん、コウタロウです!!
今日はタイトルについて。
効率ばかり重視し育てる場が失われている
最近、長時間残業での自殺や残業禁止、残業は個人の自由など様々な意見が飛び交っています。
今度、別の機会に残業についての私見をブログで書こうと思いますが、恐らく全ての人に共通する正解はないんじゃないかなと思っています。
そして作業時間や効率がホットな感じですが、ふと思ったのが「人を育てる環境がうしなわれているんじゃないか」ということ。
私は2000年からこの業界にいますが、ここ15年ちょっとで働く環境もガラッと変わりました。
昔は、
・自席でタバコ吸えた
・始業開始時間に全員そろわない
・ロン毛の人多い(オタクっぽい人多い)
・インターネットなんか繋がらなかった
・わからないことは本読む、人に聞く、マニュアルを読む
・定時の概念がない(少なくとも私のいた現場は)
・炎上すると今週3人、翌週2人と沢山人が入ってくるが1,2週間で半分いなくなるので結果的に丁度いい人数になる
・1台のPCを2人で使う(昼、夜の12時間交代制)
今とは全然違います。
今のIT業界は普通の会社と一緒だと思ってもらっていいです。
思い返しても昔に戻りたいと思いませんが、今と比べると人の温かみがあったかなと感じています。
定時の概念が無かったので悪く言えばダラダラ仕事してました。
なので誰かが困っていると、どうしたのと先輩が声をかけてくれ、少し時間が経つとまた1人、また1人とすぐに2,3人集まり、「ああでもない、こうでもない」と議論が始まりあっという間に問題も解決してしまいます。
また、仕事中の雑談も多かったので「俺はこうしてプログラム書けるようになった」とか「UNIXのこのコマンド超使える」とか経験談や役立つ情報を仕入れることが結構できました。
正直今は、そんな風に雑談する機会が激減しています。
また、不明点があっても「ネットで調べて」で終わることも多い気がします。
人を育てる
私は「人を育てる」を意識して仕事しています。
フリーランスなので現場に常駐しており、現場の若い人は何の関係もありませんが惜しみなく技術や体験談を教えています。
なぜそうしているかというと、周りがそのようにしていないからあえて逆のことをしているのと、自分が先輩にしてもらったことを今度は自分が若い子にしてあげたいと思っているから。
今は、良くも悪くもインターネットがあるので若い子も自分で調べてギリギリまで聞きに来ない人がおおいんですよね。
こっちからすると、「そんなことで2時間かかったの?」と思うんですがそうは言わず極力丁寧に教えるようにしています。
これも経験かもしれない。
いつも正しい道を教えてあげるのが正解ではないかも?
あえて苦労しても最後にフォローするのがいいのでは?
こっちも試行錯誤、迷ってばかりだけど、人を育てることはこれからも続ける!!
最後に
人に教える事は確かに面倒だけど、絶対に自分の仕事が楽になる。
スキルの低い人、経験がない人、若い人だから教えても無駄だと考え教えず全て自分でやる人もいっぱい見てきました。
総じて自分が教えていないのに「あいつは仕事ができない」とか、「人手が足りない」と文句を言います。
遠回りが実は近道。
教えて、やってもらえば、途中から絶対自分もラクになる!!
今のところ、人に教えて結局苦労したことは少ししかありません。(;´∀`)
残念ながらたまに教えても仕事しない人がいるのも事実ですがラクになる方が圧倒的に多いです!!
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