みなさん、おはようございます!!
コウタロウです。
本日、紹介する本は、「ずるい考え方 ゼロから始める ラテラルシンキング入門」です。
本の帯に「そうか!! その手があったか・・・」と書いてあったので思わず買いました
さらにこの本を開くとこんな文言も書いてあります
お金がない。
努力がキライ。
最短ルートで成功したい。
ラテラルシンキングは
そんな人のための最終兵器。
これは、読むしか無いね!!
ただ、最初に言うけど、この本はラテラルシンキングの考え方の本です
実際に本を読んで、ラテラルシンキングの考え方を身に着けて効率的な努力、最短ルートでの成功を考えるようにするというのが目的です
つまり、この本には、効率的な努力方法や、どうすれば最短ルートで成功できるかの具体例が書いてあるわけではなく、あくまでそれを考えること、どのように考えるかが書かれた本です
オススメ度:★★
それでは早速紹介します
ラテラルシンキングとは?
「発想の枠を広げる思考法」です
一般的な説明としてはイギリス人のエドワード・デ・ボノ博士が1967年に提唱した考え方で「どんな前提条件にも支配されない自由な思考法」ということになります。
つまり、簡単に説明すると目的を達成するのにどんな方法を使ってもいい、何でもありという考え方です
積上型のロジカルシンキングとは異なります
ロジカルシンキングは1つずつ積み重ねる考え方で、A->B->Cと積み重ね最後のゴールにたどり着きます
もし、途中のCで間違いがあればまた、Aからやり直しです
ラテラルシンキングの場合は、A->ゴールのようにいきなりゴールにいくのもありです
途中の過程、やり方は一切無しです
※この本に書きのようなわかりやすい表があります
ラテラルシンキング | ロジカルシンキング | |
目的 | 思考の幅を広げる | 筋道立てて論理的に解答 を導き出す |
思考の方向性 | 水平思考。考え方の可能 性を広げる。物事の要素 を集める。本質を考える |
垂直思考。ひとつの考え 方を深く掘り下げる。物 事を分類・整理する。具 体化を考える |
解答 | 唯一の正解はなく、たく さんの解答がある |
基本的に解答はひとつ |
考え方 | 自由奔放に発送する。直 観を大切にする。枠組み にとらわれない |
常識的・経験的に発想す る。論理を重視する。既 存の枠組みに当てはめる |
ここまででなんとなくラテラルシンキングが何かがわかったと思います。
そこで本から1つラテラルシンキングの例を引用します
1970年に開催された大阪万博で早く会場に入ろうとする人達が入り口に押し寄せ、ゲートを開くと急いでる人同士がぶつかって大変危険でした。
いつ、事故が起きてもおかしくない状況でロジカルシンキングで解決法を考えると
・警備員を増員する
・ゲートを大きくする
・入場者を制限するための柵をつくる
これをラテラルシンキングで解決しました
入場者が走らないようにすれば事故が起きないので主催者は入場待ちの人達に小さな案内図を配りました
走りながらでは文字を読めないので急ぐ人は随分減ったそうです
13個のオレンジを3人の子供に平等に分けるには?
この本に「13個のオレンジを3人でわけるには?」という問題があります
どうすればいいんだろうと考えましたが、普通は
「1人4個で分け、最後の1個は1/3にする」
ですよね
でもラテラルシンキングだとそもそもゴールが違います
ヒントは、「ゴールが違う」です
この記事の最後に答えを書いておきます、ちょっと考えてみて下さい・・・
急カーブで自動車事故を減らすには?
海外での例です
ある場所に、自動車事故が多発する「魔のカーブ」があり、正面衝突の事故が頻繁に起きていたそうです
ただ、カーブは急ですが、見通しはそんなに悪くなくガードレールも道路灯も整備されていて一見すると事故が起きそうにない場所でした
地元の人達は、「標識をつける」、「ミラーを設置する」などの意見が出て対策したけど事故は一向に減らない
ところがある1つの画期的なアイデアで事故を減らすことに成功しました。
なんだと思いますか?
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正解は、
ガードレールを外してセンターラインを消した
です。
ガードレールとセンターラインがなくなることにより、ドライバーがスピードを出せず慎重になった結果、事故が減ったとのことです。
なるほどなーと思いますよね!!
ここまで紹介したように色んな考え方、ゴールの設定の仕方を紹介しており、自由な発想が必要だよというのがよくわかる1冊です
「13個のオレンジを3人で平等に分けるには?」の答え
正解は「ジュースにして分ける」 です
ジュースにすればコップ3つに平等に分けることが出来ます
最初にこの問題が出された時に誰しも、どのようにオレンジを切れば平等に分けれるかを考えたはずです、私もそうでした
でも記事でも書いたようにゴールが違うんです
この問題は”3人で平等に分ける”しか書いてないのでどのように加工してもいいんです
この自由な発想がこの本の肝だと思います
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